おはようございますー!
お待たせしました。
『
天使と悪魔3』…ようやくモザイクが通って、本日販売開始になります。
まだ販売開始まではちょっとだけ早いので、今回は久しぶりにWeb版の天使と悪魔の続きを描いてみました。
HPでは12ページ目で止まっていたのですが、いきなり13ページ目を載せるのも何なので一応文章だけ切り取ってUPしておきます。
イラストが見たい人は
こちらの『天使と悪魔』コーナーからどうぞ★
では、ここから本編スタートです。
▼▼▼
【1】
男の子は行き止まりの路地に追い詰められ、とうとう観念して振り返りました。
目の前には、獲物を追い詰めた猫のような目で自分の股間を見つめている女の子たちがいます。
2人の女の子は、おもちゃの銃を手に、笑いをこらえているようでした。
「ホントに追いかけまわすと立っちゃうんだ、ちんぽ。」
2人はくすくす言いながら少年のちんぽに銃を向けました。
「違うよ、これからされることをとっても期待しちゃってるのよ!」
「じゃあ早く願いをかなえてあげようよ」
男の子のちんぽに向けられた銃の引き金に掛けられた指に力がかかり、一瞬空気が止まりました。
【2】
「あっ!待てっ!」
観念したかに見えた男の子が耐えきれずに走りだしました。
彼からしてみれば、いくらおもちゃの銃を使った“遊び”といっても、痛くされるのはまっぴらごめんです。
しかし、大きく立ち上がったちんぽは彼の足さばきの邪魔をし、うまく走ることができません。
この状態で逃げ切れるとは思いませんでしたが、男の子は鎖に両手を縛られたまま夢中で走りました。
「どうせそんなもの着けてちゃどこにも逃げられないんだから!」
女の子が指すものは、鎖よりも“ちんぽ”の方です。
この世界では、ちんぽを持つ者は「下等」とされ、例外なく女性の奴隷、または家畜として扱われているのでした。
つまり、男の子がこんな扱いを受けるのは日常茶飯事。これでもまだマシな方、なのです。
【3】
と、その時そんな少年少女たちの上に一つの影が落ちました。
バサッ
見上げるとそこには大きな羽音とともに、翼ある女性がこちらを見下ろしていました。
逆光で表情までは見てとれませんが、この世界では「天使」と呼ばれている種族のひとりです。
【4】
「あっ!」
次の瞬間、天使はもう男の子の懐に入り込んでいました。
その手に持った剣先がちんぽに触れるか触れないかのところで、天使は囁きました。
「醜いわ…」
通常、天使たちは人間たちに自ら接触を求めることはありません。
しかし、ちんぽを“汚らわしいもの”としか見ていない天使にとって、そんなものをオモチャにしている人間たちを見過ごすことはできなかったのです。
たとえそれが、偶然の通りがかりで見つけたものであっても…。
【5】
しかし天使は思いとどまったのかそのまま地に降り立ちました。
男の子の大事なものに、ひんやりとした剣の刃が押し当てられています。
「ねぇ、あなた。人間はこんなものを平気で放っておくの?」
天使は女の子に問いかけました。
女の子は少年の股間から目を離せないまま声にならない声で言います。
「ど、どうするの…?」
それが聞こえたか聞こえないかは定かではありませんが、天使の剣を握る手にぐっと力が込められ、男の子はそれに合わせてつま先立ちになりました。
【6】
スパーン!
天使の腕に力がさらに込められたかと思うと、次の瞬間男の子のちんぽは身体から切り離され空を舞っていました。
…とは言っても、天使の剣は魔法の剣ですから血は1滴も出ません。
2人の女の子たちは声もだせずにただ口をあけて見守るばかりです。
【7】
ちんぽをちょん切られた男の子はその途端に空気に溶け込んで消えてゆきました。
・・・・・・
短い静寂の中に、男の子が身に着けていた“首輪”だけが「カラーン」と音をたてて、地面に落ちました。
見ての通りこの世界では、ちんぽを切られると男たちは消え去ってしまうのです。
天使たちにとってはそれは日常的なこと。
しかし人間である彼女たちには少々ショッキングな事実でした。
「な…、ここまでしなくても…」
そう呟いた少女の視線が、地面に転がるちんぽに釘づけになります。
ぶざまに転がったそれは、まるでその部分だけで生きているかのようにドクン・・と脈打ちました。
【8】
「ごらんなさい、この汚らわしい生き物を」
天使の言葉が短い沈黙を破りました。
「え・・と・・・。」
言葉に詰まる2人を見て、天使はため息まじりに続けました。
「いいわ。あなたたちのような人間をを見過ごすわけにはいかない。2人とも私に着いて来なさい」
天使が剣を空に掲げると、まばゆい光が3人を包みました。
そのまま二人の女の子の身体はふわりと宙に浮かび上がります。
「キャッ!何これ?何をするつもりなの?!」
天使が自分たちに危害を加えるようには思えませんが、何かをしようとしていることは確かです。
【9】
二人が気付くと、そこには大勢の天使たちがいました。
石でできた台の上に、ハダカの男の天使が2人の女天使に挟まれて立たされていました。
男天使の股間には剣の刃が押しつけられ、引きつった表情でそれを見つめています。
どうやらここは天使たちの処刑場のようです。
「ごらんなさい、アレを。次の瞬間にはもう自分は存在しなくなってしまうというのにあの様よ」
なるほど。
天使の男はその表情とは不似合にもちんぽを膨らませています。
「そういう生き物よ、ちんぽどもは。自由にさせたらどんなことになるか…」
こうやって、天使たちは毎日のように男たちを処刑台へと運ぶのです。
自分たちの身を過剰とも思えるくらい守るために…。
【10】
二人の少女は処刑台の上に導かれました。
彼女たちを連れてきた天使はこの光景だけでなく“処刑”をも体験させようというのでした。
「さあ、やってごらんなさい」
処刑台の上の天使が女の子のひとりに自分の剣を渡して言います。
少女は半分恐れながらも剣を両手でしっかりと握り、次の瞬間を心の奥底で期待している自分に気付きました。
天使の男は冷たい剣の刃が熱くなったちんぽに触れるとピクン!とその部分を震わせました。
なんていやらしい!
少女たちは今すぐにでもその生き物を切り落としたくてたまらなくなっていました。
【11】
しかしそれでも、自分の手であの醜いチンポを切り落とすというのはなかなか勇気のいるものです。
選ばれた女の子は何とか自分を励まそうとします。
「そうよ、こんな気持ち悪いものぜぇーんぶちょん切っちゃえば、みんなが幸せになれるわ!」
そう言いながらも、今までチンポたちをオモチャにしていた自分たちのことが頭をよぎります。
…アレはアレで面白かった…
なんて考えてしまうけれど、正直言って『チンポを切り落とす』という行為の方が今はとても魅力的に思えました。
「それに。あんな醜くていやらしくて、汚くて、役に立たないこんなチンポなんか、
むしろ切っちゃった方が、男の子だって幸せよね!」
精一杯自分を納得させる言葉を考えて、女の子は天使の剣を頭上から振り下ろしました。
ズバッ!!
男天使の大きくはれ上がったチンポは、剣の魔法の力で根元からきれいに切り離されました。
【12】
ちんぽが切り落とされると、男天使は先ほどの男天使と同じように首輪だけを残して消え失せました。
「わぁ…ホントに消えちゃった…。」
「意外とはかないのね…ちんぽって…。」
もう一人の女の子も地面に落ちたちんぽを少し憐れむように見つめながら言います。
「でも、なんだかとってもすっきりしたわ!」
「わかったでしょ?
“男”っていう生き物は私たちと似た形をしているけど、所詮“ちんぽ”でしかないのよ。」
天使が女の子たちに言います。
「その証拠に、ほら。
切られたときに残るのは本体であるこの醜い部分だけ。」
天使の足元で、切り落とされたさっきのちんぽがヒクヒクと脈打っていました。
まるで、一つの生き物であるかのように…。
【13】
…それから数年後…。
地上の人間たちも今ではすっかり天使の影響を受けて、機会を見つけては男を処刑するようになっていました。
もちろん、この世界での『処刑』とは
“チンポを切断すること”です。
ただし、人間は天使のような魔法の剣を持ってはいません。
それでも彼女たちはその残酷な行為をあきらめるわけにはいきませんでした。
自分たちよりも明らかに劣った『チンポ』というものを持つ彼らを、
女の子たちは今までのように見過ごすことができなくなっていたのです。
彼女たちには天使たちのように『きれいな処刑』はできませんが、
できる限りの工夫を重ね、極力出血のない独自の処刑道具を作り出しました。
こうして女の子たちは、
今では躊躇なく無礼なチンポを切り取り、自分たちの性的地位を確立するようになりました。
以前の様に生ぬるい“お仕置き”はもうありません。
チンポに罰を与えたい時はちょん切ってしまえばいいのです。
たとえそれがどんなに価値のないものであっても…
この世界では、チンポを失った男の体などそれ以上の価値など持つはずもなく、
存在の意味を失って消えゆくしかないのです。
おしまい。

…長年ほっておいて、たったの1話で終わりましたw
愚かですわ…。